高精度切断機の専門メーカー

株式会社ワイエイシイダステック

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お客様サポート 切断FAQ

ワイエイシイダステックは、切断機(切断装置)の専門メーカーで、設計から製造、販売までトータルでご提供しています。当社にできることや切断技術、サポートなど様々な疑問、ご質問に対し、技術者や担当者がわかりやすくお答えしていきます。

回 答

スライサーとダイサーの違いは?

スライサーは、「スライス」という言葉の通り、一方向のみの切断です。比較的厚い材料を切断、または溝入れする装置として製作されました。従いまして、装置としては「大きく・高剛性・高精度」な装置になっております。
ダイサーは、薄い半導体用ウェハを「細の目に」切断する装置で、切断したワーク形状は四角をしていることから、ダイス(サイコロ)が転じて「ダイサー」と呼ばれるようになりました。また、電子部品を大量に切断するため、高剛性のスライサーにダイサーの特長と機能(早く切る・使い勝手が良い)を備えた装置が求められる様になり、スライシング/ダイシングマシンが生まれました。

切断可能ワークサイズは?

マシンにより異なりますが、最大400mm(モデル:DLS3240型)の切断を可能とする、ワークテーブルを有しております。さらに、マルチブレード仕様により、大量・一括切断も可能です。また、材料の厚さは、最大50mmtまで切断可能です。詳細については、ぜひお問い合わせください。

凍結固定切断とは?

製品を切断する場合、テープ、またはワックス(接着剤)にて貼り付けるという固定方法で切断します。当社では、テープ・ワックスを使用しない第3の固定技術、「凍結固定」にて切断を行うことを可能としました。
「凍結固定」により、これまで接着剤が使えなかった素材など、難素材(ワーク)の固定が可能となりました。また、切断前後工程のテープへの貼り付けやワックス固定にかかわる手間・時間を解消し、切断効率の大幅アップを実現しました。

凍結固定切断は、どんなワークに使えるんですか?

厚い物から薄い物までなんでも使えます。テープ固定、接着固定が難しいものでも大丈夫!
凹凸のあるもの、薄くて変形しているようなものでもお任せください。チャックリキッド(専用接着液:無色透明無臭)は液状なので、隙間にも入り込んでワークをしっかり固定します。
ガラス、セラミック、金属はもちろん、半導体製品であるパッケージも固定できます!

チャックリキッドって何ですか?

ワイエイシイダステックが開発した凍結切断用の固定剤です。
常温ではサラサラの液体ですが、-15℃で凍らせる事でワークをしっかりと固定します。サラサラなので接着作業も簡単! チャックリキッドを滴下してワークを乗せて冷やしてやると、あっという間に接着完了! -15℃での固定力により、水や他社の固定剤より高い固定力を発揮します。

チャックリキッドには、どんな効果があるのですか?

とにかく接着が簡単です! サブストレートにチャックリキッドをさっとひと塗り! ワークを乗せて冷却テーブルで冷やしたらもう剥がれません! 剥離は温水をかけるだけ。チャックリキッドがさっと溶けて簡単に剥がれます! もう熱い熱い接着・剥離作業とはお別れです!
チャックリキッドは安全性の高い成分のみで構成されておりますので、一般排水に流しても全く問題ありません。また、温水で容易に溶けて流れますので、難しい洗浄も不要です!
詳細は、弊社営業にお気軽にお問い合わせください。

凍結固定仕様にした場合のランニングコストはどうなのでしょうか?
チャックリキッドは高くないですか?

これまでワックスを使われていた、あるお客様のコストをご覧ください。
装置1台当り、1カ月にかかるコストの比較です。

  ワックス固定   凍結固定
用具費 ワックス   11,733円 チャックリキッド   35,200円
洗浄液代 420,000円 43,000円
洗浄液処理費 0円 0円
治具洗浄液代 15,200円 0円
研削液代 1,000円 40,000円
電気代 4910円 9,542円
合計 452,843円 127,742円
工数 1,400,000円 1,000,000円

チャックリキッド代や冷凍機にかかる電力も、それ程高くありませんのでご安心ください。
洗浄液代が大幅に削減できました。接着・剥離が簡素化され、工数が削減されることも期待できます。工数を除いたコスト比較は、約33万円凍結切断の方が安く生産できます。工数は2.8人が2.0人に削減でき、0.8人分の人件費がコストダウンできました。

凍結固定切断は万能なんですか?

いいえ。まだ解決しなければいけない切断テーマはいくつかあります。
切断された部分はチャックリキッドが溶けてしまいますので、小辺のワーク固定には限界があります。ワークの材質や形状にもよります。
また、金属類の切断におけるバリの低減には限度があります。長時間の加工を続けるとチャックリキッドの固定力が弱くなって、ワークの剥がれが発生する可能性がありますが、加工条件等を見直す事で対策可能です。いずれにしても、対象素材や切断条件別にご提案させていただきます。
弊社営業まで、ぜひお問い合わせください。

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